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【北朝鮮拉致】横田拓也さん、訪米へ 「拉致許さない思い共有したい」

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【北朝鮮拉致】
横田拓也さん、訪米へ 「拉致許さない思い共有したい」

拉致問題を考える集会で講演する横田拓也さん=9日午後、さいたま市浦和区 拉致問題を考える集会で講演する横田拓也さん=9日午後、さいたま市浦和区

 集会で壇上に立った横田拓也さんが11日から訪米する。北朝鮮による核・ミサイル開発の加速で朝鮮半島情勢が緊迫する中、救う会や超党派の拉致議連メンバーに同行。米政府関係者らに解決に向けた連携を呼びかける。拓也さんは「人類普遍の価値観として拉致を許さない思いを訴え、共有してきたい」と語った。米国世論には拉致問題が知られていない実情がある。福井県立大の島田洋一教授は「米政府の実務者や民間研究者は問題の経緯、背景を理解しているが、世論の関心は核・ミサイルに集まりがちだ」と指摘する。

 米国が国連安保理に対し北朝鮮への制裁決議案採決を求め、軍事的側面への関心がより集まるタイミングの訪米となるが、議連の山谷えり子氏は「厳しい状況の今だからこそ拉致を全力で訴え、全被害者の救出に向けた日米の緊密な連携につなげたい」と強調する。

 北朝鮮に長期間拘束された米国人のオットー・ワームビア氏=当時(22)=が6月、帰国直後に死亡する問題が起きると、米国では北朝鮮による拉致や深刻な人権侵害が報道され、日本の被害者家族への取材も相次いだ。2004年に拉致された疑いがあるデービッド・スネドン氏をめぐり、大統領に本格調査を求める動きも出る中、訪米団はスネドン氏の親族とも意見交換する予定だ。

 拓也さんは「私に武力はないし、外交権もあるわけでもないが、怒りの声は上げられる。北朝鮮や、北朝鮮を助ける動きへの圧力を高めたい」と力を込めた。

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