産経ニュース

【北朝鮮核実験】金正恩氏はなぜ核実験に踏み切ったのか 体制守る「宝剣」 中国の警戒感を過小評価も

ニュース 国際

記事詳細

更新

【北朝鮮核実験】
金正恩氏はなぜ核実験に踏み切ったのか 体制守る「宝剣」 中国の警戒感を過小評価も

3日、朝鮮中央テレビの水爆実験に関する重大報道で放映された、金正恩朝鮮労働党委員長の署名入りの命令書(共同) 3日、朝鮮中央テレビの水爆実験に関する重大報道で放映された、金正恩朝鮮労働党委員長の署名入りの命令書(共同)

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長はなぜ、このタイミングで核実験に踏み切ったのか。米国を狙う大陸間弾道ミサイル(ICBM)完成に向けた「自信」と「焦り」が垣間見える。

 「米国と追従勢力が正しい選択をするまで、正義の宝剣によって完璧にたたきのめすべきだ」。朝鮮労働党機関紙、労働新聞は3日、論評でこう主張した。

 「正義の宝剣」とは自らの権威を担保し、トランプ米政権の圧迫から“守護”してくれると金委員長が信じる核・ミサイルを指す。

 来年にもICBMが完成するとの分析がある中、国連制裁決議に基づく締めつけも強まった。決議は、石炭などの禁輸を定めており、履行されれば、輸出総額の3分の1が失われると試算される。

 核開発と経済建設の「並進路線」を掲げる金委員長にとって柱の一つの経済が打撃をこうむり、幹部らの不満が高まれば、権力基盤を揺るがしかねない。何としてもそれ以前にICBMを完成させてトランプ政権に突き付け、体制を保証させる必要に迫られていた。

続きを読む

このニュースの写真

  • 金正恩氏はなぜ核実験に踏み切ったのか 体制守る「宝剣」 中国の警戒感を過小評価も

「ニュース」のランキング