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【九寨溝地震】世界遺産の景観に「深刻な被害」 小6の娘かばった夫婦死亡

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【九寨溝地震】
世界遺産の景観に「深刻な被害」 小6の娘かばった夫婦死亡

地震前の「火花海」=2016年4月(上)、地震の被害で水が干上がった「火花海」=10日(下)(共同) 地震前の「火花海」=2016年4月(上)、地震の被害で水が干上がった「火花海」=10日(下)(共同)

 【成都=西見由章】中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県で8日夜に起きた地震で、世界自然遺産に登録されている九寨溝の景観に大きな被害が出ている。観光客受け入れ再開に向けためどは立たず、10月までの本格的な観光シーズンを迎えたばかりの地元経済にとってもダメージとなりそうだ。

 九寨溝エリアは1992年、その「景観と歴史的価値」によって遺産登録された。海抜4800メートルにも及ぶ渓谷に108の湖が点在し、ジャイアントパンダなどの希少な野生動物も多く生息している。透き通ったエメラルドグリーンの湖は「おとぎの国の風景」として形容される。

 陽光を受けて水面が火花が散るようにきらめくことから名付けられた観光名所の湖「火花海」。九寨溝管理局によると、地震で長さ50メートル、幅20メートルにわたって決壊し「深刻な損害を受けた」という。10日付の成都商報が掲載した火花海の空撮写真からは、湖の水がほとんど放出されて干上がり、湖底の大部分がむき出しになった様子が確認できる。

 九寨溝は7月から観光シーズンに入り、訪問客は同月末から連日3万人を超えていた。地震発生時には日本人も含めて少なくとも120人以上の外国人観光客が周辺にいたとされる。

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