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【一帯一路 現地ルポ】欧州行き貨物は満杯も「欧州から戻るものは多くない」 補助金で実績作り…実需は?

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【一帯一路 現地ルポ】
欧州行き貨物は満杯も「欧州から戻るものは多くない」 補助金で実績作り…実需は?

福建省福州市の自由貿易試験区の敷地内に入るコンテナを積んだトラック=7月29日(三塚聖平撮影) 福建省福州市の自由貿易試験区の敷地内に入るコンテナを積んだトラック=7月29日(三塚聖平撮影)

 この4年間、福建省は一帯一路を背景に輸出入促進策などを推進。15年4月には「自由貿易試験区」が認可され、貿易手続きの簡素化が可能になるなど追い風が吹く。福建省の域内総生産(GDP)の全国順位は2012年の12位から16年は10位に上昇。一帯一路の恩恵を享受している。

「欧州からの積み荷、多くない」

 実利が期待される一方で、全国の地方都市や政府部局は一帯一路の実績作りに躍起だ。インフラ整備や貿易円滑化といった一帯一路関連施策のニュースがあふれているが、観光振興や映画祭、中国武術普及など本筋から距離のある取り組みもある。既存プロジェクトの看板を掛け替えただけのものも少なくない。

 また、実績をひねり出すため無理をしている様子もうかがわれる。

 「欧州から戻ってくるものはあまり多くない」

 40度超の暑さが続く陝西省西安で、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の内実を同市発展改革委員会幹部が明かす。

 中欧班列は一帯一路の象徴的存在で、中国メディアによると中国28都市から欧州11カ国・29都市に51路線を運行。一帯一路の陸路の起点と位置づけられる西安でも、モスクワやドイツ・ハンブルクなどを結ぶ路線が設けられた。

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