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【一帯一路 現地ルポ】欧州行き貨物は満杯も「欧州から戻るものは多くない」 補助金で実績作り…実需は?

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【一帯一路 現地ルポ】
欧州行き貨物は満杯も「欧州から戻るものは多くない」 補助金で実績作り…実需は?

福建省福州市の自由貿易試験区の敷地内に入るコンテナを積んだトラック=7月29日(三塚聖平撮影) 福建省福州市の自由貿易試験区の敷地内に入るコンテナを積んだトラック=7月29日(三塚聖平撮影)

 中国で、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する動きが活発になっている。習近平国家主席の肝いり構想とあり、各地では競うように関連プロジェクトを推進している。ただ、看板ばかりが目立って実利に欠けるものもあるなど懸念も少なくない。一帯一路の光と影を現地で探った。(三塚聖平)

 マルコ・ポーロが「世界第1の貿易港」と紹介した泉州を抱える福建省。それから700年超の時を経て再び「海のシルクロード」の中心地になっている。

 「この4年間、福建省は海外進出と外資導入に力を入れ、経済建設などで大きな進展を遂げてきた」

 7月末、福建省の省都・福州で同省発展改革委員会の張岩銓氏が胸を張った。

 4年前、習氏自ら一帯一路構想を提唱。中央アジアや中東を通る陸路「シルクロード経済ベルト」と、南シナ海やインド洋を通る海路「21世紀の海上シルクロード」が柱で、福建省は海路の起点と位置づけられた。習氏が省長を務めたこともあり、一帯一路と福建省の関係は深い。

 地方都市には一帯一路が“商機”に映る。沿線国で鉄道や道路、港湾などのインフラ建設を支援し、中国の影響力を高める大きな狙いを一帯一路は担うが、地方都市にとっては沿線国への輸出増や外資誘致、地元企業の海外展開など経済効果が期待されるからだ。

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