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【加藤達也の虎穴に入らずんば】歴史戦を1人で戦う元自衛官

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【加藤達也の虎穴に入らずんば】
歴史戦を1人で戦う元自衛官

ソウルで会見する奥茂治氏=4日(桜井紀雄撮影) ソウルで会見する奥茂治氏=4日(桜井紀雄撮影)

 石碑は、日本統治時代の済州島で「慰安婦狩り」をしたと虚偽を流布した故吉田清治氏が設置した「謝罪碑」だ。吉田氏の相続人で石碑の所有権を持つ長男が「碑に刻まれた虚偽の文言を放置しておくことは未来の日韓関係によくない」と、碑文の変更を切望。相談を受けた奥氏が「慰霊碑」と刻まれた石板を設置したものだ。

 奥氏も「そもそも24時間開放されていて誰でも出入り自由なのだから不法侵入はないでしょう。損壊についても、所有権を相続した吉田氏の長男が撤去を希望したが固定されていて困難だったので、新たな文言を刻んだ石板を設置してきたわけです」と笑う。

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 これまでに奥氏は検事から「あなたが有利になる証拠をすべて持ってきなさい」と言われ、26年8月5日付朝日新聞朝刊の記事の韓国語訳などを提出した。

 奥氏は取り調べで警察官や検事らに「あなた方は、朝鮮半島で日本が慰安婦狩りをしたという吉田清治という人物の証言が虚偽だったということ、それを伝えてきた朝日新聞も、その報道を取り消したことを知っているか」と尋ねてきた。知っている者はいなかった。奥氏はたった1人で韓国の歴史認識を正す戦いに挑んでいるといえる。

 「吉田清治」にからむ16本の記事を取り消して昨日で3年。この間朝日新聞は慰安婦問題の誤解を解き、事実を伝える努力をしてきたか。国連をはじめ全世界に過ちを謝罪し、正確な事実を伝えるべきだし、韓国の政府やメディア、国民に向け丁寧に歴史の真実を発信すべきであった。

 30年以上も拡散されてきた吉田清治氏の虚偽は現在、韓国、中国人のみならず一部の日本人の手によっても「少女20万人を朝鮮半島から連行して性奴隷にした」など、さらに大きなウソの塊に育てられ、世界に憎悪のタネをまき散らしている。

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