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【矢板明夫の中国点描】「孫政才の悲劇」は終わらない 中国共産党幹部と7月中旬から連絡取れず 数十人規模で連行か

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【矢板明夫の中国点描】
「孫政才の悲劇」は終わらない 中国共産党幹部と7月中旬から連絡取れず 数十人規模で連行か

 北京特派員時代に付き合った中国共産党幹部と、7月中旬から連絡が取れなくなった。党の規律部門に連行されたとの情報があるが真偽は不明だ。この幹部は最近失脚した孫政才・前重慶市党委書記が北京市党委秘書長だった時の直接の部下だった。郷里も同じく山東省であるため、「孫氏一派とみられたのではないか」と周りが推測している。

 この2週間、重慶市、北京市、吉林省、そして国務院の農業省など、孫氏がかつて勤務した地方や省庁で、少なくとも数十人の党幹部が連行されたと証言する党関係者がいる。大物政治家の失脚に周辺者が連座することは中国では珍しくない。3年前、最高指導部にあたる政治局常務委員まで経験した周永康氏の失脚では、親族や元部下ら約600人が連座したという。

 失脚した大物の周辺が粛清される理由は2つある。(1)党中央の決定に「二心」を抱きかねない潜在的な不満分子の排除(2)大物を有罪にするため元部下からの供述獲得-だ。

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