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【朝鮮半島情勢】金正恩政権が再入国脱北者を使い宣伝工作 韓国の“タレント”脱北女性「韓国は地獄」と非難、所在不明は900人

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【朝鮮半島情勢】
金正恩政権が再入国脱北者を使い宣伝工作 韓国の“タレント”脱北女性「韓国は地獄」と非難、所在不明は900人

北朝鮮に戻り、韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」で韓国社会を非難する脱北女性(右)の映像(共同) 北朝鮮に戻り、韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」で韓国社会を非難する脱北女性(右)の映像(共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩政権は、韓国から北朝鮮に戻った脱北者を宣伝メディアに登場させて韓国批判をさせるなど、宣伝工作に積極利用している。北メディアに出演した元脱北者は25人に上り、特に韓国のテレビ番組で活躍していた脱北女性の北メディアの出演が波紋を広げている。北朝鮮当局が宣伝効果を狙って拉致したとの見方も浮上している。

 「たくさん稼げるという幻想を抱いて南朝鮮(韓国)に行き、酒場などを転々としたが、お金に左右される社会で肉体的・精神的苦痛しかなかった」

 北朝鮮の韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」が16日に公開した映像で、2014年に脱北し今年6月に北朝鮮に戻ったとするチョン・ヘソンと名乗る20代の女性がこう振り返った。「南朝鮮での生活は、一日一日が地獄のようだった」

 韓国当局は、女性がイム・ジヒョンという仮名で脱北者らが出演する番組に昨年12月から今年4月に出演し、容姿や巧みな話術で人気を集めた脱北者と同一人物だと認めている。

 北サイトで「夢はアーティスト」で演技がしたいとテレビ出演し、「言われるままに共和国(北朝鮮)を誹謗した」と“懺悔”しており、韓国の生活に幻滅し、自ら祖国に戻ったとも考えられる。現在は両親と暮らしていると説明した。

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