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フィリピン戒厳令から2カ月 強権発動長期化に反発拡大

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フィリピン戒厳令から2カ月 強権発動長期化に反発拡大

フィリピン・ミンダナオ島マラウイに展開する軍のキャンプを訪れたドゥテルテ大統領(中央)=7月20日(ロイター) フィリピン・ミンダナオ島マラウイに展開する軍のキャンプを訪れたドゥテルテ大統領(中央)=7月20日(ロイター)

 【シンガポール=吉村英輝】フィリピン南部のミンダナオ島に戒厳令が発動され、23日で2カ月となる。同島マラウイでは、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う「マウテ・グループ」などと政府軍の戦闘で、500人以上が死亡した。22日が期限の戒厳令は、過激派掃討のため、今年末まで延長されることが議会で決まった。一方、強権発動に対抗する各武装勢力の動きも活発化している。

 ドゥテルテ大統領は20日、戒厳令布告後初めて、マラウイに入った。早期の現地入りを目指したが、過激派の抵抗が予想以上だった。ヘリコプターで軍のキャンプに降り立ち、迷彩服を着崩した格好で兵士らをねぎらった。

 戦闘では19日までに、過激派421人を殺害する一方、市民45人と兵士・警官99人が死亡。建物内に人質をとった過激派側の反撃は続くが、掃討作戦は進んでいる。

 ただ、ミンダナオ地方では、1970年代から複数の武装組織が分離独立を求め、政府軍と紛争状態となってきた。戒厳令による掃討作戦は、マウテ以外の各勢力への圧力ともなり、反発を引き起こしている。

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