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【イスラム国(IS)】モスル旧市街の掃討、最終局面 ISは塹壕戦展開

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【イスラム国(IS)】
モスル旧市街の掃討、最終局面 ISは塹壕戦展開

空爆や砲弾の煙が立ち上るモスルの旧市街。足元を揺さぶるような爆音がしばしば響いていた=3日(佐藤貴生撮影) 空爆や砲弾の煙が立ち上るモスルの旧市街。足元を揺さぶるような爆音がしばしば響いていた=3日(佐藤貴生撮影)

 【モスル=佐藤貴生】3日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国(IS)」から奪還する作戦が展開されているイラク北部のモスル旧市街に入った。旧市街数地区での掃討は最終局面を迎え、街の完全制圧が目前に迫っているが、追い詰められたIS側は塹壕に立てこもって反撃を続けている。

 モスル市内に入ると、道の両脇にガレキがうずたかく積まれ、装甲車や砲台のある車両が行き交う。イラク軍兵士や警察官の姿が多く、ISとの戦いが大詰めであることを示していた。

 さらには、黒い煙が延々と横になびいており、住民の1人は「あれが旧市街の方向だ」と話した。しばしばドーンという音が地面を揺らし、砲撃や空爆の音が断続的に響いていた。

 ロイター通信によると、イラク軍の反テロ部隊は2日、チグリス川西岸の旧市街マカウィ地区を奪還。軍は週内に街の完全制圧が可能との見方を示し、イラク政府はアバディ首相がモスル入りして正式に勝利を宣言するとしている。

 イラク軍は5月27日、旧市街などIS支配地区での掃討作戦に着手すると表明。IS指導者のバグダーディ容疑者が2014年夏に自らを「カリフ」(預言者ムハンマドの後継者)だと宣言し、6月21日にIS側が爆破したとみられる「ヌーリ・モスク」について、アバディ首相が同月29日に奪還を声明で明らかにするなど、完全制圧は時間の問題とみられてきた。

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