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劉暁波氏問題、米中の新たな摩擦材料に 問われる新任米大使・ブランスタド氏の「仲介外交」

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劉暁波氏問題、米中の新たな摩擦材料に 問われる新任米大使・ブランスタド氏の「仲介外交」

自宅前で取材に応じる新駐中大使が内定したテリー・ブラスタド氏=28日、北京(ロイター) 自宅前で取材に応じる新駐中大使が内定したテリー・ブラスタド氏=28日、北京(ロイター)

 【ワシントン=黒瀬悦成】ブランスタド駐中国米大使が北京で28日、末期の肝臓がんと診断された民主活動家の劉暁波氏(61)の「中国国外での治療」を唱えたことは、米中関係の新たな摩擦の材料となる恐れがある。対北朝鮮での連携を軸としたトランプ米大統領と中国の習近平国家主席との「蜜月」関係が後退の兆しを示していることもあり、新任のブランスタド大使は早くも手腕を問われる格好となった。

 米政府は、劉氏が2010年にノーベル平和賞を受賞して以降、一貫して劉氏の釈放を要求。北京の米大使館も最近、劉氏の病状悪化を受けて改めて釈放を呼びかけたほか、「中国問題に関する議会・行政府委員会」の委員長を務めるルビオ上院議員(共和党)らも26日、トランプ氏に劉氏の「人道的見地からの米国への即時移送」を実現させるよう要請していた。

 こうした動きを「内政干渉」として中国が反発する中、ブランスタド氏は今回、「私はトランプ氏とも習氏とも(個人的)つながりがある」と述べ、自身が米中の「仲介役」となって事態の解決につなげたいと強調。劉氏の問題で米中対立が悪化するのを慎重に回避する姿勢を示した。

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