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末期がんの劉暁波氏 北京での治療拒絶される 「政治的謀殺」疑う声も

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末期がんの劉暁波氏 北京での治療拒絶される 「政治的謀殺」疑う声も

2010年にノーベル平和賞を受賞した民主活動家の劉暁波氏(家族提供=ロイター) 2010年にノーベル平和賞を受賞した民主活動家の劉暁波氏(家族提供=ロイター)

 【北京=西見由章】獄中でノーベル平和賞を受賞した中国の民主活動家、劉暁波氏(61)が、末期がんと診断された後に北京での治療を希望したものの、中国当局に拒絶されたことがわかった。国内の活動家の間では、当局側が劉氏の病状を意図的に放置したとして「政治的謀殺」を疑う声も上がっている。

 遼寧省の刑務所で服役していた劉氏は5月に末期の肝臓がんと診断され、同省の病院に移送された。関係者によると劉氏は、高度ながん治療を受けられ自宅もある北京での治療を希望していたという。ただ中国共産党は今年秋に5年に1度の党大会を控えており、劉氏を首都に移送することは影響が大きいと判断したもようだ。

 「手術はできなくなった。放射線治療も、化学療法もできない」。劉霞氏がむせび泣きながら夫の深刻な病状を友人に訴えるビデオ通話の動画が27日、インターネット上で拡散した。

 北京在住の人権活動家、胡佳氏は「刑務所では定期的な検診が行われ、(劉氏の)健康状態も良好だと発表されていた。末期がんと聞いて信じられなかった」と沈痛な口調で語った。

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