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中国で高速鉄道「復興号」デビュー 習近平主席のスローガンから命名、党大会控え「核心」に求心力

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中国で高速鉄道「復興号」デビュー 習近平主席のスローガンから命名、党大会控え「核心」に求心力

走行が始まった中国高速鉄道の新型車両「復興号」=26日、北京(共同) 走行が始まった中国高速鉄道の新型車両「復興号」=26日、北京(共同)

 【上海=河崎真澄】中国で高速鉄道の新型車両「復興号」が26日に北京-上海間でデビューした。習近平国家主席が掲げているスローガン「中華民族の偉大な復興」から命名された。

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は27日付で、中国の高速鉄道技術の輸出をにらみ「核心となる競争力が極大化された」と報道。党の最高権力者である「核心」の地位を得た習氏を、強く連想させた。

 胡錦濤前政権の時代に導入が始まった中国の高速鉄道は、胡氏のスローガンから「和諧(調和)号」と名付けられたが、今後は「復興号」に順次、塗り替えられる。今秋に開く5年に1度の共産党大会に向け、習氏への求心力を高める。

 中国の高速鉄道車両は従来、川崎重工業など日本勢やシーメンスなどドイツ勢から技術供与を受けて製造されてきた。だが、「復興号」は中国が完全に知的財産権を握ったという。習氏提唱の新シルクロード経済圏構想「一帯一路」で鉄道輸出を強化する狙いだ。

 この「復興号」は最高時速400キロ以上という。中国は2007年に高速鉄道の車両を導入。その後、専用路線を続々建設し、現在の営業距離は2万2千キロで世界最長。20年には3万キロに延伸する計画がある。

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