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「草原の国」モンゴルで“泥仕合” 腐敗批判合戦、政策置き去り

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「草原の国」モンゴルで“泥仕合” 腐敗批判合戦、政策置き去り

モンゴルの大統領選挙で投票を終え、記者の質問に答えるモンゴル人民党のエンフボルド氏=26日、ウランバートル(共同) モンゴルの大統領選挙で投票を終え、記者の質問に答えるモンゴル人民党のエンフボルド氏=26日、ウランバートル(共同)

 【ウランバートル=藤本欣也】26日に投票が行われたモンゴル大統領選。与野党から3人が立候補しているが、昨年6月の総選挙で大勝した与党、モンゴル人民党党首で国民大会議(国会)議長のエンフボルド氏(52)が優勢。当選に必要な過半数の票を獲得できるかが焦点となっている。

 他の候補は、エルベグドルジ現大統領の出身政党である最大野党、民主党のバトトルガ元工業・農牧業相(54)、モンゴル人民革命党のガンバータル前国民大会議議員(46)。

 勝敗を左右するのは、全人口の半分近くが生活する首都ウランバートルの票の行方だ。北部のバインツル地区は貧困地域で、粗末な木造家屋やゲル(移動式住居)で暮らす人が多い。

 公民館で投票を終えた建設作業員の男性(32)は「(元実業家の)バトトルガ氏の才能で経済を発展させてほしい」と語った。

 モンゴルの最大の課題は資源価格の低迷で落ち込んだ経済をどう立て直すか-だ。しかし昨年の総選挙で与党に返り咲いたモンゴル人民党の政権が、国際通貨基金(IMF)からの支援取り付けに成功。財政危機がひとまず先送りされたことから、今回の大統領選は政策論争ではなく、対立候補がいかに腐敗しているかを批判し合う“泥仕合”となった。過去の大統領選に比べ、有権者の関心が低いとの見方もある。

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