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国際会議デビューの文在寅大統領、関係悪化の中国に配慮 AIIB総会

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国際会議デビューの文在寅大統領、関係悪化の中国に配慮 AIIB総会

中国主導の国際金融機関AIIBの第2回年次総会開幕式冒頭、演説したホスト国・韓国の文在寅大統領=16日、済州島(河崎真澄撮影) 中国主導の国際金融機関AIIBの第2回年次総会開幕式冒頭、演説したホスト国・韓国の文在寅大統領=16日、済州島(河崎真澄撮影)

 【ソウル=名村隆寛】韓国・済州島で16日に開かれたAIIB総会は韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領にとって就任後、初めて出席した国際会議であり、国際舞台でのデビューの場となった。

 中国主導で設立されたAIIBの中国以外での開催は韓国が初。しかし、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備に中国が反発し、韓国に経済制裁を加えるなど中韓関係は依然として悪い。

 こうした中、自国で開かれたAIIB総会の演説で文氏は「意義深い行事の韓国開催を喜ばしく思う」と述べたほか、「AIIBの発足を主導した中国政府と、安定した発足に寄与した金立群総裁の不断の努力に感謝する」と中国に謝意を示した。

 米国は「国際基準を満たさない」ことなどを理由にAIIB創設には加わらなかった。文氏はその米国を今月末に訪問し、トランプ米大統領との首脳会談に臨む。訪米を控え、米国に“中国寄り”との誤解を与えない範囲で、中国にも配慮を見せたようだ。

 一方、文氏は演説で、雇用問題や南北関係など韓国が直面する問題にも言及した。文氏は韓国政府が「よい雇用の創設を最優先課題に進めている」「インフラ投資が雇用を創出する」と、繰り返し「雇用」という言葉を口にし、インフラ投資を求めるAIIBと韓国政府の経済政策が相通じることを強調した。

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