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シンガポール首相一家、骨肉の争い? 実妹が「父の遺産を搾取」と批判声明

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シンガポール首相一家、骨肉の争い? 実妹が「父の遺産を搾取」と批判声明

故リー・クアンユー初代首相(中央)と彼の80歳の誕生日を祝う家族=2003年9月16日撮影(ロイター) 故リー・クアンユー初代首相(中央)と彼の80歳の誕生日を祝う家族=2003年9月16日撮影(ロイター)

 【シンガポール=吉村英輝】シンガポールで長期政権を築き2015年に91歳で死去したリー・クアンユー初代首相の長女で、医師のリー・ウェイリン氏が14日、長兄のリー・シェンロン現首相(65)について、「(父の)遺産を自らの政治目的に搾取しようとしている」と、批判する声明を自身のフェースブックに投稿した。リー首相が息子に関し「政治的野心を抱いている」とし、権力移譲を狙っているとの見方も示した。

 ウェイリン氏は、初代首相が遺書で、商業中心地のオーチャード・ロード近くにある自宅一軒家を取り壊すよう求めたにもかかわらず、リー首相夫妻が個人的理由で「政府への立場と影響力を悪用」し、存続を図ったと主張している。

 合理主義者の初代首相は、自宅跡地の再開発を見越していた。だが、リー首相は、生家であり、初代首相の政治活動の舞台となった歴史的な価値などから、保存を決めた経緯がある。

 シンガポールでは、一党支配体制強化で言論統制が構築され、言論の自由に一定の制約がある。ただ最近は、政権批判のネット発信が続き、リー政権は、民事や刑事責任を追及し押さえ込んでいる。身内からの批判にリー首相は同日、「家族の私的問題を公にした」と反論した。

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