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パナマが中国と国交樹立 断交の台湾「怒りと遺憾」

共同記者会見で握手を交わすパナマのサインマロ副大統領兼外相(左)と中国の王毅外相=13日、北京(共同) 共同記者会見で握手を交わすパナマのサインマロ副大統領兼外相(左)と中国の王毅外相=13日、北京(共同)

 【北京=西見由章、台北=田中靖人】中国の王毅外相と中米パナマのサインマロ副大統領兼外相は13日、北京で会談し、両国が同日国交を樹立するとの共同声明に署名した。

 声明で、パナマは「世界に中国は一つ」で「台湾は中国の領土の不可分の一部」などとする「一つの中国」原則を承認。台湾との外交関係を即日、断絶するとした。台湾の李大維外交部長(外相に相当)もパナマとの即日断交を発表し、パナマに「怒りと遺憾」を表明した。蔡英文総統は「北京当局の挑発により両岸(中台)関係が平和から対抗に向かうのは見たくない」と中国を非難した。

 蔡氏は総統就任直後の昨年6月、パナマ運河の拡張開通式典に出席し、バレラ大統領と会談した。一方、中国は1996年、パナマに経済交流機関を設置するなど経済力を背景に接近し、2015年度の運河の貨物取扱量で世界第2位となっている。

 中国は「一つの中国」を認めない蔡政権に圧力を強めており、昨年12月にはアフリカの島嶼(とうしょ)国サントメ・プリンシペが台湾と断交し、中国と国交を樹立した。パナマとの断交で、台湾が外交関係を有する国は20カ国になった。

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