産経ニュース

メルケル独首相「頼れる時代過ぎた」発言が波紋 対米失望か?戦術か?

ニュース 国際

記事詳細

更新


メルケル独首相「頼れる時代過ぎた」発言が波紋 対米失望か?戦術か?

ドイツのメルケル首相=19日、ベルリン(ロイター) ドイツのメルケル首相=19日、ベルリン(ロイター)

 ドイツ国内では「反トランプ感情」が強く、ライバルで連立与党の社会民主党は巻き返しのため、トランプ氏への反発を強める。トランプ氏が求める国防費支出の増大にも、言うなりで従うことに批判的だ。

 メルケル氏としてはトランプ氏と距離を置く姿勢を見せる方が得策で、国防支出増大も米側への妥協でなく、「欧州の自立」のためと訴えられる。対米不信を示すのは、7月にドイツで開催の20カ国・地域(G20)首脳会議が失敗した場合に議長役としてのダメージを軽減するためとの見方もある。

 メルケル氏の意を強くするのは、欧州連合(EU)を重視するマクロン仏大統領の存在。EU強化の必要性で両首脳は一致するが、自陣営にはマクロン氏が目指すユーロ圏の統合深化に慎重論も強い。米国との摩擦を強調することで「フランスに歩み寄れる範囲を測っている」(独政府高官)とも指摘されている。

「ニュース」のランキング