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ミャンマーで宗教間対立先鋭化 イスラム教排斥で急進派仏教団体の活動禁止

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ミャンマーで宗教間対立先鋭化 イスラム教排斥で急進派仏教団体の活動禁止

20日、ミャンマーの首都ネピドーで仏教徒グループが行ったイスラム教徒寄りの姿勢を見せる同国宗教相への抗議集会。同国内では両宗教の対立が広がっている(AP) 20日、ミャンマーの首都ネピドーで仏教徒グループが行ったイスラム教徒寄りの姿勢を見せる同国宗教相への抗議集会。同国内では両宗教の対立が広がっている(AP)

 民主化が進むミャンマーで、国民の9割を占める仏教徒と、少数派のイスラム教徒が衝突するなど、宗教間対立が先鋭化している。同国の仏教界は、影響力を拡大している急進派の仏教団体について、一部の僧侶らがイスラム排斥の過激な言動を繰り返しているとして、活動を禁止した。(ヤンゴン 吉村英輝)

 ミャンマー最大都市のヤンゴン中心部で5月9日夜、過激派仏教徒らが、イスラム教徒の住宅を囲み「不法移民をかくまっている」と主張。イスラム教徒1人が負傷し、警察が威嚇射撃で対応した。暴行容疑で、現場にいた仏教僧2人ら、7人に逮捕状が出た。

 ミャンマー西部ラカイン州では2012年、仏教徒とイスラム教徒少数民族ロヒンギャが衝突し200人以上が死亡。昨年10月には同州の警察施設などが襲撃され、国軍は報復にロヒンギャ掃討作戦を行った。人口増大するイスラム教徒を脅威と見る仏教徒らが、排斥の動きを強めている。

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