産経ニュース

【韓国新政権】民間団体の対北接触を初承認 文在寅政権、融和政策前のめりに懸念も

ニュース 国際

記事詳細

更新

【韓国新政権】
民間団体の対北接触を初承認 文在寅政権、融和政策前のめりに懸念も

 【ソウル=櫻井紀雄】韓国統一省は26日、北朝鮮で人道支援を行う民間団体が北朝鮮側と接触することを承認したと明らかにした。韓国団体の対北交流は昨年1月に北朝鮮が核実験を強行して以降、実質中断していた。文在寅(ムン・ジェイン)政権が民間交流に限りながらも、事実上対北融和政策をスタートさせた形だ。

 接触が承認されたのは、マラリア対策などを行う団体「わが民族助け合い運動」。訪朝も承認される可能性が高い。同省報道官は「民間交流は、国際社会の対北制裁の枠を傷つけない範囲内で柔軟に検討する」とし、「南北関係の断絶は望ましくない」と述べた。

 南北関係の改善を掲げる文政権への期待から民間団体の交流申請は既に約20件に上るという。同省は、2000年6月の南北共同宣言の記念行事を計画する団体の接触申請に関しても承認の可否を検討している。

 ただ、北朝鮮側は人道支援物資を横流しするなどしてきたほか、民間交流も政治的工作に利用してきた。大統領府の特別補佐官が就任早々、韓国の独自制裁の見直しについて言及しており、文政権の対北融和への前のめり姿勢を危惧する声も強い。

「ニュース」のランキング