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ブラジル大統領辞任圧力強まる 改革不透明に

20日、ブラジルの首都ブラジリアで演説するテメル大統領(ゲッティ=共同) 20日、ブラジルの首都ブラジリアで演説するテメル大統領(ゲッティ=共同)

 ブラジルのテメル大統領に政界汚職事件の捜査妨害などの疑惑が浮上し、辞任圧力が強まっている。テメル氏は昨年8月に弾劾で失職したルセフ前大統領の後を継いだが、1年もたたないうちに自らの足元が危うくなってきた。

 「ブラジルが道を踏み外すことはない。私は引き続き政府を率いる」。テメル氏は20日、首都ブラジリアの大統領府での演説で辞任の意思がないことを改めて強調した。

 最高裁は今月18日、検察側にテメル氏の捜査を許可。同氏は政界汚職疑惑について多くの情報を持っているとみられる元下院議長(汚職の罪で服役中)に対する口止め料の支払いを容認し、捜査を妨害した容疑などが持たれている。

 この疑惑に絡み司法取引に応じた食肉加工大手企業の幹部が、2014年にテメル氏の求めに応じて選挙資金として1500万レアル(約5億1200万円)を渡したと証言したことも波紋を広げている。(共同)

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