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【アメリカを読む】「信教の自由」大統領令 トランプ氏には両刃の剣 共和党支持者も…

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「信教の自由」大統領令 トランプ氏には両刃の剣 共和党支持者も…

 上院議員のジョセフ・マッカーシーが政府内の「共産主義者」「ソ連のスパイ」を攻撃したマッカーシー旋風が吹き荒れた1950年代、上院議員時代のジョンソンも地元の南部テキサス州で攻撃を受けた。54年の上院選の予備選では民主党の対立候補を支持する非営利団体がジョンソンを「共産主義者」と批判。ジョンソン修正条項を加える法案は同年、当時のドワイト・アイゼンハワー大統領(共和)の署名により成立した。

 「リンドン・ジョンソンが導入した修正条項は宗教団体を脅かし、彼らの声はかき消されている。撤廃し、言論の自由を守るため全力を尽くす」

 トランプ氏は昨年7月、共和党候補の指名を受けた同党全国大会で訴えた。派手な女性遍歴、暴言の数々は敬虔(けいけん)な信仰心を持つ宗教右派には受けが悪かった。トランプ氏の信仰心に疑念を抱く層を引きつけるために打ち出したのが、宗教右派が求めてきたジョンソン修正条項の撤廃だった。

 この戦術は功を奏したといえる。昨年11月の大統領選で実施された出口調査では、白人の福音派は81%がトランプ氏、16%が民主党のクリントン元国務長官に投票したと答えた。福音派からのトランプ氏への支持は、モルモン教(61%)、プロテスタントなど(58%)、カトリック(52%)に比べて高く、過去4回の大統領選を比較しても、最高の支持を受けていた。

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