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【黒田勝弘の緯度経度】文在寅政権は対北「月光政策」? 国際社会で通用するか

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【黒田勝弘の緯度経度】
文在寅政権は対北「月光政策」? 国際社会で通用するか

文在寅韓国大統領(AP) 文在寅韓国大統領(AP)

 この時の対北融和策は金大中氏の提唱で「太陽政策」と称された。これはイソップ寓話(ぐうわ)の「旅人のマントを脱がすには強く冷たい北風ではなく暖かい太陽の方が効果がある」というたとえ話からきている。

 つまり北に対しては対決や締め付けではなく支援・協力をした方が北の警戒心を和らげ変化や開放に導くことができる-という考えだった。

 しかしその間、結果的に北は核兵器・弾道ミサイルの開発を進めるなどマントを脱ぐ気配はなく、次の右翼・保守系の李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クネ)政権(08~17年)になって金剛山観光は中断され開城工業団地も閉鎖された。北による韓国哨戒艦撃沈や延平島(ヨンピョンド)砲撃など軍事挑発も相次いだ。

 今回、左翼・革新系の政権奪回で文在寅・新大統領はあらためて対北融和策に回帰しそうだ。就任演説では「平壌も訪問したい」つまり南北首脳会談に早くも意欲を示している。

 文政権の来るべき対北融和策については「月光政策」なる言葉が登場している。米紙が金大中氏の「太陽政策(サンシャイン・ポリシー)」をヒントに文氏の名前の英語表記「MOON(ムーン)」が「月」に通じるため「ムーンシャイン(月光)・ポリシー」と名付けたからだ。

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