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印裁判所がガンジス川に法的権利認める 「命ある存在」、川が提訴可能に

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印裁判所がガンジス川に法的権利認める 「命ある存在」、川が提訴可能に

インド北部ウッタラカンド州リシュケシュを流れるガンジス川=4月(共同) インド北部ウッタラカンド州リシュケシュを流れるガンジス川=4月(共同)

 【ニューデリー=岩田智雄】ヒンズー教の信仰の対象となっているインドのガンジス川とその支流のヤムナ川について、印北部ウッタラカンド州の裁判所が、「命ある存在」であり、人間と同様に法的権利を有するとの判断を示した。ロイター通信などが伝えた。

 川の保護を訴えた裁判で今年3月20日、裁判所は、2つの川は「法的に保護され、傷つけられず、係争の当事者になる権利を持つ」とした。政府のガンジス川浄化事業責任者など3人を川の代理人と認定した。川は代理人を通じて裁判所に提訴することもできる。

 ガンジス川は、現地名を「ガンガ」といい、ヒンズー教の女神の名前でもある。川沿いには最大の聖地バラナシがあり、川には多くの巡礼者が沐浴(もくよく)に訪れる。近年、産業・生活排水などにより、水質汚染が進み、日本はインドの浄化事業に協力している。

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