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中国外相がキッシンジャー氏と意見交換 良好な米中関係アピール
中国の王毅外相は27日、訪問先の米ニューヨークで、キッシンジャー元国務長官と会談し、朝鮮半島情勢などを巡って意見交換した。中国外務省が28日、発表した。中国側には1970年代の米中和解の立役者、キッシンジャー氏との会談を通じ、良好な米中関係をアピールする狙いがあるとみられる。
中国外務省によると、王氏は会談で4月上旬の米中首脳会談に触れ「中米関係は良好なスタートを切った」と強調。キッシンジャー氏も「両国間に意見の食い違いは存在するが、パートナーになれると思っている。双方の知恵と行動が必要だ」と応じた。
キッシンジャー氏は昨年12月、北京で習近平国家主席と会談したほか、トランプ大統領にも外交面で助言している。(共同)