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【北朝鮮情勢】入り乱れる3者の思惑…北朝鮮は核と対米協定望み、中国は親米政権恐れ、米国は北の核保有容認か

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【北朝鮮情勢】
入り乱れる3者の思惑…北朝鮮は核と対米協定望み、中国は親米政権恐れ、米国は北の核保有容認か

 米国の歴代政権をはじめ、国際社会は、北朝鮮が少なくとも核開発を凍結させることを対話の前提条件とみなしており、折り合いがつきようもない。交渉の糸口さえたぐれず、時間だけが無為に過ぎる。

 だが、国際的孤立を深める中でも、金正恩政権は、米本土を狙う大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含む核・ミサイル開発を着々と進めているとされる。「時間稼ぎ」こそが北朝鮮の狙いであり、ICBMを完成させた上で、トランプ政権に平和協定締結を突き付ける思惑だとの見方もある。

習近平氏=北崩壊→親米化の悪夢

 中国の習近平国家主席にとっての最大のジレンマは、核を手放さない北朝鮮の金正恩政権がどんなに好ましくなくても、親米政権に取って代わられるよりはましだという事実だ。朝鮮半島に“緩衝地帯”がなくなり、国境越しに米軍と対峙するような事態だけは避けなければならない。

 日本や韓国、米国と違って、中国は目下、友好国である北朝鮮からミサイルが飛んでくることを心配する必要はない。

 懸念すべきは、(1)中朝国境近くに設置されている北朝鮮の核関連施設から放射能汚染などが広がる(2)大量の北朝鮮難民が国境に押し寄せることだ。中国共産党大会を秋に控え、「安定」が最優先の習氏にとってはいずれも容認できない事態である。

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