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【北朝鮮情勢】入り乱れる3者の思惑…北朝鮮は核と対米協定望み、中国は親米政権恐れ、米国は北の核保有容認か

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【北朝鮮情勢】
入り乱れる3者の思惑…北朝鮮は核と対米協定望み、中国は親米政権恐れ、米国は北の核保有容認か

 そもそも、北朝鮮は米国といまだ“戦争状態”にある。朝鮮戦争後の1953年に結ばれたのは「休戦協定」にすぎない。南北軍事境界線を挟んで、韓国軍に加え、軍事超大国の米国と対峙している現実がある。

 そのため、金日成時代から米国と平和協定を結び、国家としての安全を担保させることを目指してきたが、相手にされなかった。

 もう一つ、軍事力に極端な差がある米国に対抗するため、頼ろうとしたのが核兵器だ。「攻撃するなら、米国に核ミサイルを撃ち込む。そうすれば双方終わりだ」との脅しの手段だ。

 50年代、旧ソ連で科学者を研修させたのを皮切りにたゆみなく核開発を推進。90年代には、核開発を凍結させる見返りに支援を約束させるなど、米国を手玉に取りつつ、ひそかに開発を続けた。2006年に初の核実験を強行。12年には、北朝鮮憲法に「核保有国」だと明記した。

 北朝鮮では、11年のリビアのカダフィ政権崩壊を引き合いに「核開発を放棄したから、米などの攻撃を招いた」と強調する。正恩氏も経済建設と核開発の並進路線を国是に掲げ、核を「宝剣」と呼んで、政権維持の命綱として絶対手放さない姿勢を堅持している。

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