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【北朝鮮情勢】入り乱れる3者の思惑…北朝鮮は核と対米協定望み、中国は親米政権恐れ、米国は北の核保有容認か

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【北朝鮮情勢】
入り乱れる3者の思惑…北朝鮮は核と対米協定望み、中国は親米政権恐れ、米国は北の核保有容認か

 北朝鮮は、6回目の核実験など日米韓が警戒する本格挑発には至っていない。一方で、トランプ米政権への対決姿勢は維持しており、米国が中国に期待する対北圧力の効果も不透明なまま。北朝鮮と米国、中国はそれぞれ、どのような思惑を抱えているのか。(ワシントン 黒瀬悦成、ソウル 桜井紀雄、北京 藤本欣也)

トランプ氏=圧力強化か核保有容認か

 トランプ米政権はいま、北朝鮮の核・ミサイル問題で重大な現実を受け入れる局面に来ている。

 トランプ大統領が中国の習近平国家主席や国連安全保障理事会の理事国に働きかけて展開している北朝鮮に対する国際圧力は、北朝鮮核問題の打開に向けて不可欠な行動だ。

 2008年の米朝核合意で核開発計画の放棄を約束しながら、09年1月に就任したオバマ前大統領の外交政策の弱腰姿勢を見透かし、オバマ氏の在任中に4回の核実験を強行した北朝鮮の態度をみても、圧力の必要性は明白といえる。

 しかし、ここで認識しなくてはならないのは、北朝鮮の金正恩体制が一連の国際圧力だけで自ら核放棄への道を選ぶ可能性は極めて低いという事実だ。

 だからこそ、トランプ政権は「すべての選択肢を留保する」とし、軍事攻撃も辞さない立場を強く打ち出すことで北朝鮮に揺さぶりをかけてきた。

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