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【歴史戦・第17部新たな嘘(上)】
韓国で染みついた「奴隷」イメージ 背景に複雑な賃金計算法 「『意図的な民族差別』事実と異なる」韓国人研究者が結論
李は研究の成果を論文『戦時期日本へ労務動員された朝鮮人鉱夫(石炭、金属)の賃金と民族間の格差』にまとめ、3月末発行の九州大学記録資料館エネルギー史研究第32号に掲載された。
李が導き出した結論は次のようなものだった。
「戦時期の朝鮮人炭鉱員の賃金は日本人の賃金とそれほど大きな差はなく、『賃金の民族差別』があったとはいえない」
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なぜ当時の炭鉱では「奴隷のように朝鮮半島労働者が働かされていた」とするイメージが作られたのか。
李は賃金支給の複雑な計算方式を挙げる。日本語に不自由な朝鮮人労働者に理解されにくく、日本人の先輩労働者との賃金差について誤解を生じる余地があったというのだ。
さらに、「強制連行説」を広めたきっかけは朝鮮大学校講師、朴慶植(パク・キョンシク)が昭和40年に発刊した『朝鮮人強制連行の記録』(未来社)だとして、今日でも学界の「通説」になり続けていると指摘する。
朴はこの本を通じて、戦時期に使われていた「徴用」や「労務動員」という言葉を「強制連行」に置き換え、この問題を広めることに“成功”した。
朴は年季の浅い半島出身者の賃金が日本人よりも低額だった点を取り上げ、勤続年数も考慮せずに、「民族差別」だと主張した。


