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【シリア攻撃】米露の関係改善は絶望的に ティラーソン国務長官「露はアサド政権と共謀か単に無能だったか」

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【シリア攻撃】
米露の関係改善は絶望的に ティラーソン国務長官「露はアサド政権と共謀か単に無能だったか」

6日、米フロリダ州でシリア問題などについて発言するティラーソン米国務長官(ゲッティ=共同) 6日、米フロリダ州でシリア問題などについて発言するティラーソン米国務長官(ゲッティ=共同)

 【ワシントン=加納宏幸】テロ対策を政権の最優先課題とするトランプ米大統領は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討でロシアとの協力を模索してきた。ロシアが支援するアサド政権に対する軍事行動に踏み切ったことで、トランプ氏が唱えてきた米露関係の改善は絶望的になった。

 ティラーソン米国務長官は6日、滞在先のフロリダ州で、化学兵器の使用が疑われるアサド政権に対し、「明らかにロシアは責任を果たしてこなかった」と述べ、プーチン露政権への不満をあらわにした。また、ロシアの役割について「(アサド政権と)共謀していたか単に無能だったかのどちらかだ」と挑発した。

 トランプ政権は当初、中東を不安定化させ、IS台頭の温床となったシリア内戦を終結させるため、ロシアのアサド政権に対する影響力を重視してきた。トランプ氏はシリア攻撃に先立つ5日の記者会見でロシアとの協力を問われ、「ISや他のテロリストを完全に撲滅するためなら誰とでも協力する」と答えた。

 米政府はシリア攻撃をロシアに事前通告。ティラーソン氏は11、12両日の訪露でラブロフ外相と会談し、プーチン大統領とも面会する予定だ。今回の攻撃にはロシアの協力を引き出す狙いもあるとみられる。

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