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【核兵器禁止条約】次回交渉で採択目指す 核保有国など40カ国は反対 日本も不参加のまま…

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【核兵器禁止条約】
次回交渉で採択目指す 核保有国など40カ国は反対 日本も不参加のまま…

 【ニューヨーク=上塚真由】米ニューヨークの国連本部で行われた核兵器禁止条約の第1回交渉会議が3月31日、5日間の日程を終え閉幕した。ホワイト議長(コスタリカ)は各国の意見を取りまとめ、5月後半にも条約の草案を提示する意向を示した。草案を基に6月15日~7月7日に開催される第2回交渉で条約文書の採択を目指す。

 議長によれば115カ国が参加したが、米英仏露中などの核保有国や、米国の「核の傘」の下にある北大西洋条約機構(NATO)加盟国など計約40カ国は禁止条約に反対し、参加を見送った。日本も3月27日、核軍縮は核保有国と非保有国が協力して進めるべきだとして不参加を表明した。

 参加国の間では、核兵器を法的に禁止するという条約の趣旨への反論は出なかった。第1回交渉で、大半の国が核兵器の使用、開発、保有、輸送など幅広く禁じる条約の成立に賛同。議長は、第2回交渉前の6月にジュネーブで関連会合を開く考えも示した。

 一方、禁止条約に有効性を持たせるために不可欠な核保有国の関与や、廃絶プロセスなどの議論は先送りとなった。ヘイリー米国連大使は北朝鮮の核の脅威を挙げ、「現実的にならなければならない」と条約推進派を批判。オーストリアなど推進派は「核兵器禁止は人類に安全をもたらす」と表明するなど、見解の相違は埋められそうにない。

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