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【韓国旅客船沈没】「会いたい」泣き崩れる行方不明者家族、なぜ3年もかかったのか…癒えない傷残し

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【韓国旅客船沈没】
「会いたい」泣き崩れる行方不明者家族、なぜ3年もかかったのか…癒えない傷残し

23日、セウォル号沈没現場に近い韓国南西部、珍島の彭木港で海に向かって泣き叫ぶ行方不明者ヤン・スンジン教諭の母親 23日、セウォル号沈没現場に近い韓国南西部、珍島の彭木港で海に向かって泣き叫ぶ行方不明者ヤン・スンジン教諭の母親

 旅客船セウォル号が沈没から3年を経て再び姿を現した。3年という歳月は行方不明者家族にとってあまりに長い。事故後の対応は朴槿恵(パク・クネ)前大統領の弾劾の背景の一つにもなり、犠牲者の家族だけでなく事故が韓国社会に与えた傷はいまだいえない。

 「会いたい。会いたいよ」。沈没現場に近い南西部、珍島(チンド)の彭木(ペンモク)港で23日、一人の女性が海に向かって叫ぶと、泣き崩れた。

 多数の犠牲者を出した檀園(タンウォン)高校のヤン・スンジン教諭=当時(57)=の母親だ。ヤン教諭は事故当時、自分の救命胴衣を生徒に渡し、「甲板に出ろ」と指示したのを最後にいまだ行方が分かっていない。

 「一日も早く子供たちがご家族の元に返るのを祈るだけです」。この日、港の岬に花束を供えた金成勲(キム・ソンフン)さん(41)は話す。当時、高校2年だった親戚のチン・ユンヒさんが事故に巻き込まれた。すぐに彭木港に駆け付けたが、チンさんは遺体で見つかった。

 その日以来、港の仮設住宅で暮らし、引き揚げを待ち望んできた行方不明者家族の支援を続けてきた。金さんにとっても待っていたはずの引き揚げだが、「実感はわかない」という。

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