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【「新冷戦」最前線】緊張高まるバルト海の要塞ゴトランド島 スウェーデン12年ぶり再軍備「“夢”破れた。挑発抑える」

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【「新冷戦」最前線】
緊張高まるバルト海の要塞ゴトランド島 スウェーデン12年ぶり再軍備「“夢”破れた。挑発抑える」

ゴトランド島の海岸近くの森林で、実弾発射の演習を終えて装備を片付けるスウェーデン陸軍の兵士(岡部伸撮影) ゴトランド島の海岸近くの森林で、実弾発射の演習を終えて装備を片付けるスウェーデン陸軍の兵士(岡部伸撮影)

 英国の欧州連合(EU)からの離脱に加え、欧州が新たな「難題」に直面している。ウクライナ危機以降、バルト海沿岸諸国などへの軍事的圧力を強めるロシアへの対処だ。スウェーデン軍はバルト海に浮かぶ要衝、ゴトランド島への部隊の再配備に着手した。ロシアの軍事的脅威と対峙する「新冷戦」の最前線を訪ねた。(スウェーデン領ゴトランド島 岡部伸、写真も)

 「眠っている間に母国が侵略されては困る。演習するのは当然だ」

 ゴトランド島南部の海岸沿いの森林で、侵入してくる敵を想定しての実弾発射演習を終えたスウェーデン陸軍の若き兵士が、全地形対応車両の装甲車から降りて語った。

 ロシアによるウクライナ南部クリミアへの軍事侵攻(2014年)を受け、スウェーデンは12年ぶりにこの島への陸軍部隊の再配備を決定。7月からは約160人が常駐する。すでに昨年9月から兵士を交代で派遣し、演習を行っている。

 バルト海の真ん中に位置するゴトランド島は、古くから戦略的要衝だった。中世のハンザ同盟で栄えた北部の街ヴィスビーは宮崎駿監督の映画『魔女の宅急便』のモデルになった美しい街だ。

 しかし、わずか南東250キロにロシアの飛び地カリーニングラードがあり、そこにロシアはバルチック艦隊の司令部を置いて欧州ににらみをきかせる。

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