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【金正男氏殺害】「金正恩氏は断交してでも長兄暗殺を選んだ」 人質外交は常套手段…北朝鮮のテ・ヨンホ元駐英公使が会見

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【金正男氏殺害】
「金正恩氏は断交してでも長兄暗殺を選んだ」 人質外交は常套手段…北朝鮮のテ・ヨンホ元駐英公使が会見

日本メディアとの会見に応じる北朝鮮の太永浩元駐英公使=8日、ソウル(代表撮影) 日本メディアとの会見に応じる北朝鮮の太永浩元駐英公使=8日、ソウル(代表撮影)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国に昨年亡命した北朝鮮の太永浩(テ・ヨンホ)元駐英公使が8日、ソウルで日本メディアと会見した。マレーシアでの金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件では、異母弟の金正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長が権力維持のため、国交断絶も辞さず長兄の排除を優先したとの見解を示した。また、国内にいるマレーシア人の出国を禁じた「人質外交」も、北朝鮮の常套(じょうとう)手段だと強調した。

 太氏は殺害事件について、「事件が世界に知れ渡る危険を冒しても、自らの権威を脅かす存在を消し去ることを選んだ」と述べ、金委員長の直接の指示があったとの見方を示した。

 儒教的影響が残る北朝鮮では通常、長男が後を継ぐこととされるが、金委員長は金正日(ジョンイル)総書記の三男で、母が元在日朝鮮人だったことも公表できずにいる。太氏は唯一正統な後継者を名乗る上で、正男氏が最大の障害だったと分析。猛毒の神経剤VXで殺害したとされることについては、「北朝鮮は1960年代末から生物・化学兵器を開発してきた」と指摘した。

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