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北、マレーシアのフロント企業を利用し軍用品密輸 アフリカ向け無線など押収 国連報告書が指摘 

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北、マレーシアのフロント企業を利用し軍用品密輸 アフリカ向け無線など押収 国連報告書が指摘 

 【ニューヨーク=上塚真由】国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルがまとめた報告書によると、北朝鮮の工作機関である偵察総局がマレーシアで運営するフロント企業を利用し、軍事用無線などをアフリカに密輸しようとして押収されていたことが25日、分かった。ロイター通信が報じた。過去の安保理制裁決議では、北朝鮮のすべての武器輸出を禁止しているほか、偵察総局は制裁対象に指定されている。

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件をめぐり、北朝鮮とマレーシアの関係は悪化しているが、両国は以前は良好な関係にあったとされる。

 ロイター通信によると、マレーシアにある偵察総局のフロント企業は「Glocom(グローコム)」。昨年7月、東アフリカのエリトリアに密輸する途中の北朝鮮製の軍事備品が押収され、その中には、同社が製造したとされる軍事用無線など45箱分も含まれていたという。

 報告書では、北朝鮮はマレーシアなど海外のフロント企業を利用して制裁逃れを続けていると指摘。その手法は巧妙さを増しているという。

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