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ギリシャ支援、追加改革協議で合意 ユーロ圏財務相会合

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ギリシャ支援、追加改革協議で合意 ユーロ圏財務相会合

20日、ブリュッセルで握手するギリシャのチャカロトス財務相(左)とユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長(AP) 20日、ブリュッセルで握手するギリシャのチャカロトス財務相(左)とユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長(AP)

 【ベルリン=宮下日出男】ギリシャ金融支援をめぐり、欧州連合(EU)は20日、ブリュッセルで開いたユーロ圏財務相会合で、次回融資の承認に向けた交渉を早急に再開し、ギリシャと追加の構造改革策の協議を行うことで一致した。金融市場では財政再建への不安が再びくすぶり始めており、対応を急ぐ。

 EUや国際通貨基金(IMF)などによる債権者団のチームが近くギリシャを訪問。遅れている財政再建の審査や改革の内容について協議する。改革は税制と年金、労働規制が検討対象になる。

 追加措置が必要になったのはユーロ圏とIMFの対立のためだ。IMFは現状ではギリシャの財政再建目標は達成できず、追加の財政緊縮や債務負担の軽減が必要と主張。ユーロ圏は反論したが、ドイツなどは国内手続き上、正式決定されていないIMFの支援参加が必要のため歩み寄った。

 追加措置に反発していたギリシャも協議を受け入れた。財務相会合のデイセルブルム議長は20日、「よい一歩」としたが、具体的な改革の具体策の交渉は難航するとみられる。

 ギリシャの当面の資金繰りに問題はないが、7月に控える約70億ユーロ(約8400億円)の返済に次回融資が必要。欧州では3月以降、重要選挙が予定され、政治決断が難しくなる。ユーロ圏はこのため早期決着を目指す一方、市場では最近、不安からギリシャの国債が売られ、利回りが上昇している。

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