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中国で鳥インフルが猛威 1月に死者79人、昨年通年の63人上回る 上海周辺で多発

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中国で鳥インフルが猛威 1月に死者79人、昨年通年の63人上回る 上海周辺で多発

上海市内の地元市場でガラス窓と金属製のカゴに覆われた中で売られている生きたニワトリを買い求める男性客。現在は販売が禁じられている=1月24日(河崎真澄撮影) 上海市内の地元市場でガラス窓と金属製のカゴに覆われた中で売られている生きたニワトリを買い求める男性客。現在は販売が禁じられている=1月24日(河崎真澄撮影)

 【上海=河崎真澄】中国で鳥インフルエンザ(H7N9型)が猛威を振るっている。中国国家衛生計画出産委員会によると、1月に中国本土で新たに192人の感染が確認され、79人が死亡した。わずか1カ月で昨年通年のH7N9型ウイルス感染による死亡者63人を上回った。昨年の感染確認者は216人だった。

 生きた家禽類を食用として販売する地元の市場に出入りした人に感染例が多いことが分かっている。地域別では江蘇、浙江、安徽など上海市に近い中部の各省や、南部の広東省で多発している。上海の日本総領事館では、生きた鳥を扱う市場や飼育場には近づかないよう、在留邦人や旅行者に警戒を呼びかけている。

 上海市が4月末まで生きた家禽類の販売を禁じたほか、浙江省も家禽類の市場閉鎖を決めた。世界保健機関(WHO)では、中国でヒトからヒトへのH7N9型ウイルスの感染が限定的に生じていると警告している。中国でH7N9型感染による死者は2014年に約140人、15年に約90人だった。今年は過去のペースを上回って感染が流行する懸念も強まっている。

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