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米ダム決壊危険で避難命令 住民約19万人、パニックも
記録的な大雨で米カリフォルニア州北部にあるオロビルダムの水位が上昇し、排水路が損壊、水害の危険が高まっているとして、地元当局は13日までに、下流域の住民少なくとも18万8千人に避難を命じた。ダムの周辺地域では、避難を急ぐ住民らで一時パニックとなった。
同州のブラウン知事は13日、トランプ大統領に宛てた書簡で避難住民への支援を要請、排水路の損壊が進めば「壊滅的な洪水を引き起こす」と述べた。州北部に近く嵐が予報されているとして水位のさらなる上昇も懸念した。
オロビルダムは約235メートルと全米一の高さを誇る。総貯水容量は約43億立方メートル。同州では深刻な干ばつが続いたが、最近は一転して大雨に見舞われていた。(共同)