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【参院予算委員会】
安倍晋三首相「難民への対応、国際社会が連携すべき」
参院予算委員会は30日午前、安倍晋三首相と全閣僚が出席し、平成28年度第3次補正予算案の総括質疑を始めた。トップバッターは民進党の蓮舫代表で、24日の参院本会議に続く首相との党首対決に臨んだ。
首相は、トランプ米大統領が難民・移民の受け入れ停止や凍結を命じる大統領令に署名したことについて「コメントする立場にはないが、難民への対応は国際社会が連携していくべきだ」と述べた。トランプ氏との28日の電話会談に関しては「日米同盟の揺るぎない姿を世界に発信することで一致した」と強調した。
蓮舫氏は長時間労働の是正に関連し、終業と始業の間の休息時間取得を義務づける「インターバル規制」への見解を尋ね、首相は「導入の環境整備を進めていく」と答弁した。
蓮舫氏に続いて質問に立った民進党の福山哲郎幹事長代理は、文部科学省の組織的天下りや、京都府中丹・南丹地域の大雪被害への対応を首相や閣僚にただした。午後は自民党の片山さつき氏らが質問する。