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独社民党、首相候補にマルティン・シュルツ前欧州議会議長 国内で人気、メルケル氏に巻き返し

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独社民党、首相候補にマルティン・シュルツ前欧州議会議長 国内で人気、メルケル氏に巻き返し

24日、ベルリンで記者会見するシュルツ氏(左)と社会民主党のガブリエル党首(ゲッティ=共同) 24日、ベルリンで記者会見するシュルツ氏(左)と社会民主党のガブリエル党首(ゲッティ=共同)

 【ベルリン=宮下日出男】9月24日実施のドイツ連邦議会(下院)選挙に向け、連立与党で2大政党の一つ、中道左派の社会民主党は24日、党幹部会で首相候補に欧州連合(EU)のマルティン・シュルツ前欧州議会議長(61)を擁立する方針を決めた。近く正式決定し、4期目を目指すメルケル首相に挑む。

 副首相を務める社民党のガブリエル党首は24日、幹部会で党首職を辞任し、シュルツ氏を首相候補とする意向を伝え、了承された。ガブリエル氏は首相候補に意欲的とされたが、支持率が低迷していた。

 シュルツ氏は長年、欧州議会の2大勢力の一つの中道左派会派の代表を務めた。2012年から約5年間、欧州議会議長を担い、「ミスター欧州」と称される。今年1月の任期満了に伴い議長職を退任し、下院選でドイツ政界に復帰する意欲を見せていた。

 公共テレビZDFの世論調査では、首相に望ましい人物としてはメルケル氏が首位。ガブリエル氏は支持率で20ポイント以上差をつけられていたが、シュルツ氏ではその差は10ポイントに狭まる。社民党は、シュルツ氏の下でメルケル氏の保守系、キリスト教民主・社会同盟への巻き返しを図る。シュルツ氏は記者会見で「新たな指導力が必要だ」と訴えた。

 ガブリエル氏は兼務する経済・エネルギー相を辞任し、2月の大統領選で当選が確実視される社民党出身のシュタインマイヤー外相の後任に就く方針。

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