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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】国政マヒでも眠らない韓国軍 平壌への侵入企てる「金正恩暗殺部隊」

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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】
国政マヒでも眠らない韓国軍 平壌への侵入企てる「金正恩暗殺部隊」

2016年12月2日、北朝鮮との軍事境界線近くで、演習に参加する韓国陸軍の装甲車。北朝鮮の軍事的脅威が高まる中、韓国は北指導部の暗殺を目的とした特殊部隊を作る計画を発表(AP) 2016年12月2日、北朝鮮との軍事境界線近くで、演習に参加する韓国陸軍の装甲車。北朝鮮の軍事的脅威が高まる中、韓国は北指導部の暗殺を目的とした特殊部隊を作る計画を発表(AP)

 トランプ米政権発足で米韓同盟関係の再確認を迫られている韓国だが、弾劾政局で外交が空転している。そんななかで韓国国防部は年始早々、北朝鮮の金正恩氏(キム・ジョンウン、33)をはじめ軍指導部の除去の任務を担う特殊任務旅団を今年中に作る計画を発表した。南北とも「除去」という言葉をしばしば使うが、これは暗殺、殺害を意味している。今回、国防部が大統領代行の黄教安首相(ファン・ギョアン、59)に報告した内容では、「暗殺部隊」は朝鮮半島有事に平壌に侵入、指導者と軍幹部を除去、戦争指揮体系をマヒさせる任務を遂行するという。

なぜいま「暗殺部隊」?

 国防部が2017年業務計画で明らかにしたところでは、特殊任務旅団の新設は2019年に予定していたが、2年前倒しになった。韓国軍が急ぐ背景には3つの要素がある。第1は北朝鮮の核ミサイル脅威が昨年の核実験、ミサイル発射で急速に高まったことだ。計画で国防部は「北朝鮮の核物質の保有量の増加」や「核ミサイル能力の高度化」を指摘。有事対応の緊急性を挙げている。

 第2には昨年来の金正恩氏の挑発ぶりが異様なことだ。昨年12月中旬、北朝鮮は「韓国大統領府の要人生け捕りと大統領(青瓦台)府襲撃」の訓練を実施、北朝鮮メディアが映像などを報道した。訓練は弾劾政局に合わせ、弾劾案可決の翌日に実施。襲撃訓練は金正恩氏が開始命令を下したとしている。

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