産経ニュース

【環球異見】米大統領選に露がサイバー攻撃 ハッカーの世論操作に「驚嘆」…環球時報(中国)

ニュース 国際

記事詳細

更新

【環球異見】
米大統領選に露がサイバー攻撃 ハッカーの世論操作に「驚嘆」…環球時報(中国)

1月5日、米上院軍事委員会で証言するクラッパー国家情報長官。サイバー攻撃への露政府の関与が「確実」と述べ、トランプ次期大統領の認識を否定した格好に(ロイター) 1月5日、米上院軍事委員会で証言するクラッパー国家情報長官。サイバー攻撃への露政府の関与が「確実」と述べ、トランプ次期大統領の認識を否定した格好に(ロイター)

 米政府は、昨年11月の米大統領選を狙ったサイバー攻撃がロシアのプーチン大統領の指示によるものであると断定した。米政府はすでに昨年末、その報復措置として駐米露外交官を国外退去処分とした。米紙は米露関係改善に前向きな次期米大統領、トランプ氏の認識の甘さを戒めた。露紙は、報復が米政界内の抗争を反映していると指摘。中国紙は、他国の内政に干渉する手段としてサイバー攻撃に着目している。

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は「他国の政治に干渉する手段」としてのサイバー攻撃に着目している。3日付の同紙は「サイバー攻撃による政治干渉は国際的な駆け引きの新手段だ」と題する魯伝穎・上海国際問題研究所研究員の寄稿を掲載した。魯氏は米大統領選にロシアが関与したとされる今回の事件が、ネットワークを利用した他国の内政への関与という「世界の趨勢(すうせい)」を示したと言及。「ハッカーによる技術と世論への関与には驚嘆させられる」と率直に認めた。

 中国政府や軍も各国の公的機関・企業へのサイバー攻撃に関与していると指摘されている。ただ魯氏はそうした点には一切触れず、米国が常に世界のサイバー空間における「加害者」だったと主張した。具体的には中央情報局(CIA)元職員、スノーデン容疑者が暴露した米政府による個人情報収集を挙げて「米国は最も早く地球規模のネットワーク監視を展開し、収集した情報で他国の国家安全や政治安全を脅かす活動を行っていた」と批判する。

続きを読む

「ニュース」のランキング