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北京市、屋外バーベキューも摘発対象 深刻な大気汚染“取り締まり” 「環境警察隊」を創設

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北京市、屋外バーベキューも摘発対象 深刻な大気汚染“取り締まり” 「環境警察隊」を創設

 北京の天安門で、深刻な大気汚染のためマスクをして警備する武装警察隊員=5日(共同)  北京の天安門で、深刻な大気汚染のためマスクをして警備する武装警察隊員=5日(共同)

 【北京=西見由章】中国北京市の人民代表大会(市議会)が14日開幕し、蔡奇代理市長は深刻な大気汚染の解消に向けて「環境警察隊」の創設方針を明らかにした。汚染による生活への影響が広がり市民の不満も高まる中、汚染物質を排出する個人や企業を厳格に取り締まるのが狙い。

 蔡氏は習近平国家主席の側近で、昨年10月に前職の国家安全委員会弁公室副主任から異例の抜擢(ばってき)を受けた。近く正式な市長就任が承認される見通しで、首都の大気汚染解消を目玉政策の一つに掲げた格好だ。

 蔡氏は初めての「政府活動報告」で、PM2・5の2017年平均濃度を前年比約18%減となる1立方メートルあたり60マイクログラムまで減少させる目標を公表。大気汚染の主な原因となっている石炭の使用量を年間3割減らす方針も示した。

 中国メディアによると、環境警察隊は市公安局が管轄し、行政部門と連携しながら環境に関わる違法行為を専門に取り締まる。大気汚染につながるとして屋外バーベキューやごみ・植物の焼却なども摘発の対象になるという。ただ北京市の大気汚染は、隣接する河北省の製鉄所などが排出する煤煙(ばいえん)の影響が大きいと指摘されており、警察隊創設の効果は不透明だ。

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