産経ニュース

中国、韓国政府相手にせず韓国野党議員を厚遇 THAAD阻止へ「離間の計」

ニュース 国際

記事詳細

更新


中国、韓国政府相手にせず韓国野党議員を厚遇 THAAD阻止へ「離間の計」

 【北京=藤本欣也、ソウル=桜井紀雄】中国の習近平政権が新年に入り、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備阻止に向け、韓国国内の離間策に乗り出した。大統領弾劾で“死に体”の韓国政府を相手にせず、年内の大統領選で政権奪取の可能性が高まる最大野党「共に民主党」の訪中団を厚遇。王毅外相が会談に応じ、THAAD配備の中断を促した。

 韓国外務省報道官は5日、「THAAD配備は主権的かつ自衛的な防衛措置だ」と述べ、配備中断を拒否。また韓国政府は同日、ソウル駐在の邱国洪・中国大使を外務省に呼び、配備決定に対する中国の“報復措置”に事実上の抗議を行った。朴槿恵(パク・クネ)政権が配備を決めた昨年7月以降、初めての抗議とみられる。

 韓国では、中国側が韓流スターを中国ドラマから閉め出す「禁韓令」を出したり、中国人観光客の韓国渡航を制限したりしているとして反発が強まっている。

 しかし習政権は昨年来、朴大統領の弾劾訴追で機能不全に陥った韓国政府を相手にしない政策を取っている。北京駐在の金章洙(キム・ジャンス)・韓国大使は、王氏ら高官との会談要請をことごとく拒否されているという。

 今回、4日から3日間の日程で北京を訪問しているのは、共に民主党の国会議員ら8人。中国側は王氏が会談するなど歓待し、「韓国議員が会見した高官で最高クラス」と同党を喜ばせた。

続きを読む

「ニュース」のランキング