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【黒田勝弘の緯度経度】皮肉ると非国民扱い それが韓国型「ロウソク民主主義」だ 

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【黒田勝弘の緯度経度】
皮肉ると非国民扱い それが韓国型「ロウソク民主主義」だ 

ソウルで行われた、大統領退陣を求めるデモ(AP) ソウルで行われた、大統領退陣を求めるデモ(AP)

 韓国ではタクシーの運転手が相変わらず愛想がよくない。乗ってから降りるまで「ありがとう」どころか一言も話さない者もいる。そこで筆者は昔から、こちらが「ありがとう」「ご苦労さん」と言うことにしている。すると向こうも外国人と思い「さよなら」などと愛想よくしてくれる。

 オリンピックやサッカーW杯など国際的ビッグイベントがあると、マスコミのサービスキャンペーンもあって「いらっしゃいませ」「ありがとう」と言ってくれるが、終わると元に戻る。だからソウル在住の外国人は「毎年、オリンピックをやってほしいねえ」などと皮肉ってきた。

 最近の朴槿恵(パク・クネ)大統領退陣要求の集会やデモで興味深い経験をした。

 何しろ街頭での大群衆だから、渦中にいるとよく人にぶつかる。ところが日頃学生街ではぶつかってもろくに反応しない若者たちが身を引いてよけ、ぶつかると頭を下げる。これは何なんだ? 韓国人がよくいう「ウリ(われわれ)」という仲間意識からか。

 また、集会やデモが終わるとみんなでゴミを集め、街をきれいにする。このパフォーマンスは2002年のサッカーW杯時の愛国大キャンペーンだった「100万人街頭応援」に由来するが、こうしたある種の“よそ行き”スタイルは日常的にぜひ定着してほしいと思う。

 今回の秩序正しい「100万人ロウソクデモ」をマスコミや識者は「広場民主主義」「ロウソク民主主義」「市民革命」などと呼び、「韓国人の成熟した民主主義であり、素晴らしい市民精神の発露だ」と自画自賛している。

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