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プーチン露大統領、核戦力の近代化を強調 トランプ発言を牽制「米より効果的」

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プーチン露大統領、核戦力の近代化を強調 トランプ発言を牽制「米より効果的」

23日、ロシア・モスクワで、年末恒例の記者会見を行うプーチン大統領(AP) 23日、ロシア・モスクワで、年末恒例の記者会見を行うプーチン大統領(AP)

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアのプーチン大統領は23日、国内外のメディアを集めた年末恒例の「大記者会見」をモスクワで開き、核戦力の近代化を進める考えを強調した。米国が東欧などへの配備を進めるミサイル防衛(MD)や、北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大を牽制(けんせい)した発言とみられる。

 プーチン氏は、戦略爆撃機や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)など陸海空の「核の3本柱」の近代化を進める考えを強調。「われわれのシステムは、(米国主導の)MDよりはるかに効果的だ」と強調した。

 プーチン氏とトランプ次期米大統領は22日、ともに自国の核戦力強化の必要性に言及した。ただ、プーチン氏は23日の記者会見で、トランプ氏からは大統領選の期間中にも同様の発言があったとして、「最強」である米軍と争う考えはないと強調。「自国の資産を費やす軍拡に引き込まれることはない」と、自制する姿勢も示した。

 一方、オバマ政権に対しては、「全ての失敗の責任を外部に転嫁している」と批判。米大統領選の期間中にトランプ氏の勝利を狙いロシアがサイバー攻撃をしかけたとする米政府の疑念を念頭に、民主党が議会選でも敗北を続けていると述べ、同政権には「組織的な問題がある」と断じた。

 先の日露首脳会談や北方領土問題に関する言及はなかった。

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