産経ニュース

【トランプ次期大統領】ティラーソン氏国務長官指名 ロシアとの関係改善を期待 上院承認にハードルも

ニュース 国際

記事詳細

更新

【トランプ次期大統領】
ティラーソン氏国務長官指名 ロシアとの関係改善を期待 上院承認にハードルも

2012年6月、ロシア南部トゥアプセで、国営石油会社ロスネフチとエクソンモービルとの調印に際し、握手するプーチン大統領(左)とティラーソン氏(AP) 2012年6月、ロシア南部トゥアプセで、国営石油会社ロスネフチとエクソンモービルとの調印に際し、握手するプーチン大統領(左)とティラーソン氏(AP)

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ次期米大統領が米石油大手、エクソンモービル会長兼最高経営責任者(CEO)のレックス・ティラーソン氏を国務長官に起用する方針を固めたのは、ビジネスを通じて築いてきたロシアのプーチン大統領とのパイプを悪化した米露関係の改善につなげる狙いからだ。ただ、就任には上院の承認というハードルを越えなければならず、トランプ氏と議会側の対立も予想される。

 トランプ氏はプーチン氏の指導力をたたえるとともに、関係改善の必要性を強調してきた。11日放映のFOXテレビのインタビューで、トランプ氏はティラーソン氏が世界の指導者と知り合いであることや「ロシアと大きな取引をしてきた」ことを称賛した。

 CNNテレビによると、共和党内で影響力のあるベーカー、ライス両元国務長官やゲーツ元国防長官がティラーソン氏の起用を進言したとされる。

 しかし、米議会の共和党には、オバマ政権の弱腰姿勢がロシアのプーチン政権によるウクライナ南部クリミア半島の併合やシリアへの軍事介入を招いたとし、ロシアに対してより強硬な姿勢で臨むべきだとする声が根強い。ティラーソン氏とプーチン氏とのつながりは、承認に当たってのアキレス腱(けん)にもなりうる。

 ロシアをめぐるトランプ氏と共和党議会指導部の温度差は、ロシアがサイバー攻撃などで大統領選に干渉したとされる問題でも顕著になってきている。

続きを読む

「ニュース」のランキング