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「本当に映画に没頭してしまうような作品にしたかった」 「君の名は。」の新海監督がロスで会見

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「本当に映画に没頭してしまうような作品にしたかった」 「君の名は。」の新海監督がロスで会見

会見する「君の名は。」の新海誠監督 会見する「君の名は。」の新海誠監督

 【ロサンゼルス=中村将】日本や中国などで大ヒットし、世界92カ国・地域での配給が決まっているアニメ映画「君の名は。」の新海誠監督(43)が5日、米ロサンゼルス・ビバリーヒルズで記者会見し、ストーリー構成の背景などについて語った。

 米ハリウッドは年が明けると、映画賞のシーズンが始まる。米映画最高の栄誉とされるアカデミー賞のアニメーション部門にノミネートされるには、ロサンゼルス郡の劇場で最低1週間の上映が条件のひとつとなっている。「君の名は。」はビバリーヒルズの映画館で今月2日から8日まで上映され、新海氏はそれに合わせて訪米した。

 新海氏は「まずは笑いの要素を盛り込んだ映画にしたいというのがあった。そして複雑なタイムラインを最初に設定し、その上で、少年と少女の恋愛感情、ラブロマンスをまっすぐ伝えられるような物語を作ろうと脚本を書いた」と作品の出発点について語った。

 彗星(すいせい)が災害をもたらすという設定の映画でもあるが、発想の元になったのは東日本大震災。「あのときにやってきた大きな地震は1千年に1度やってくる周期性の地震だった。自然災害によって、住んでいる場所がなくなってしまう物語。それは3・11を経験してからの自然な発想だった気がする」と話す。

 映画の主人公である立花瀧(タキ)と宮水三葉(ミツハ)が最初に出会うのは夢の中。「ヒントになったのは小野小町の和歌だった。夢の中で愛する人をみて、目覚めたときに寂しい気持ちが残っていて、夢だと分かっていたら、まだ目覚めずに、夢を見ていたかったという歌がヒントになった」と語った。

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