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ポル・ポト政権元最高幹部2人の終身刑確定

 【シンガポール=吉村英輝】旧ポル・ポト政権(1975~79年)による大虐殺を裁くカンボジア特別法廷の第2審(上級審)は23日、政権ナンバー2だったヌオン・チア元人民代表議会議長(90)と、キュー・サムファン元国家幹部会議長(85)の両被告の控訴を棄却した。特別法廷は2審制で、最高刑の終身刑が確定した。元最高幹部への確定判決は初めて。

 当時のカンボジア国民の4分の1にあたる200万人近くが死亡したとされる「暗黒時代」を裁く特別法廷。広報官は「歴史的な日だ」と意義を強調した。

 両被告は2010年、首都プノンペンからの住民強制移住など「人道に対する罪」や、少数民族などの大量虐殺罪で起訴された。裁判は迅速化のため二つに分離され、特別法廷は14年8月、人道に対する罪を審理する裁判の第1審で終身刑を言い渡したが、両被告は控訴した。大量虐殺罪の審理は第1審が進行中。

 両被告は「指示を出す立場になかった」などと一貫して無罪を主張。だが第二審は、犯行は「大規模で重大」とし、1審判決を「適当」とした。

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