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TPP「米国抜きでは成り立たない」と日本主張 豪州では中国主体のRCEPに軸足移す意見も

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TPP「米国抜きでは成り立たない」と日本主張 豪州では中国主体のRCEPに軸足移す意見も

APECでTPP首脳会合に臨む安倍首相=19日、リマ(代表撮影・共同) APECでTPP首脳会合に臨む安倍首相=19日、リマ(代表撮影・共同)

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)にあわせて、TPP参加12カ国が首脳会合を開いたのは、TPP離脱を掲げる次期米大統領、ドナルド・トランプ氏に翻意を促すための環境を作るためだ。その取り組みの中心として、17日に外国要人として初めてトランプ氏と直接会談した安倍晋三首相に“説得役”を務める期待が高まっている。

 「厳しい状況だからこそ、自由貿易、TPPに強いコミットメントを示す必要がある」

 安倍首相はTPP首脳会合で、オバマ米大統領を含む参加11カ国の首脳にそれぞれの国内手続きを進めるよう強く訴えた。米国を除くすべての国でTPP批准の環境が整えば、トランプ氏だけでなく、TPPに懐疑的な米国内世論の説得材料になるとの期待があるからだ。

 ただ、懸念材料は米国だけではない。ロイター通信によると、米通商代表部(USTR)のフロマン代表は、APECで各国が、米国抜きでのTPPを検討する用意があるとの見解を示したことを明らかにした。これに対し、日本政府は「米国抜きのTPPは成り立たない」(経済産業省幹部)との立場。19日の首脳会合は、失われつつあるTPPの求心力を取り戻す場でもあった。

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